下着を脱いだときに、黄ばみなどの汚れが付着していて悩む女性は決してめずらしいことではありません。
 
「どうしてこんなに汚れちゃうの?」

「みんなは、どうしているんだろう・・・」

デリケートな問題なだけに、恥ずかしくて人に聞けずに困ってしまう悩みです。
 
たとえ、母親や姉妹など家族であっても非常に相談しづらいもの。

「医療機関などへ受診するほどではないと思うし、できれば自分で自宅でなんとかしたい。」
 
そうお考えのかたも大勢いらっしゃることでしょう。

パンツの黄ばみの原因は?

そもそも、なぜ下着に黄ばみが付着してしまうのでしょうか。

主な原因は以下の3つです。

  • おりもの
  • 尿

原因について1つずつ見ていきましょう。

おりもの汚れ

まず、黄ばみの原因となるものは「おりもの」です。

「おりもの」とは、子宮や膣の分泌物や古い細胞などの老廃物のこと。

陰部から排泄されてくる老廃物が下着に付着することで黄ばみにつながります。

ただ、おりものは女性であれば誰でも排泄されるものですので、まったく出さないようにするということは不可能です。

そこで、対策としては、入浴時に専用の洗浄剤を使用して良く洗う、日常生活では、おりものシートを敷く、お手洗いなどで頻繁にデリケートゾーン用のデオドラントシートを使って陰部をキレイにする、最悪、金銭的負担はありますが、下着を1日に2,3回交換するという手段があります。

詳しくは、対策編で後述します。

汗による汚れ

下着が黄ばむ原因として、アポクリン汗腺からでる汗も要因のひとつです。

人間は通常、生活する中で汗を排出して体温調節や老廃物の排泄を行っています。

汗を出す汗腺には、通常の汗腺とアポクリン汗腺が存在します。

アポクリン汗線とは、通常の汗腺とは違い、皮脂や汗を多く出す汗腺のことで、わきの下や乳首周辺、陰部などに集中して分布しています。

通常の汗腺と比較すると分布範囲は狭く限られたものとなっています。

なぜ、そんな余計なものがあるのかといえば、フェロモンを出して異性を惹きつけるために存在するものだからです。

とはいえ、大昔と違って、現代の人類には完全に厄介物となっているアポクリン汗腺。

食事で摂取した脂質、脂肪酸、タンパク質、糖類、アンモニアなど、臭いや汚れの元凶となる物質が分泌される汗腺であることから、黄ばみの原因となるのです。

対策としては、お肉料理や脂っこい食事を減らして緑黄色野菜や海藻類、山菜類などの油分の少ない食生活へ改善していくことが大切になってきます。

また、ホルモンバランスが乱れるとアポクリン汗腺からの分泌物が多くなることが知られています。

そのためストレスをきちんと発散する、十分な睡眠時間を取り、健康的な運動習慣を心がけることも必要です。

尿による汚れ

お手洗い時などの拭き残しによって雑菌が繁殖しやすい環境となり、下着に黄ばみが生じてしまうことがあります。

お手洗い時には、ウォシュレットを活用して、デリケートゾーン専用のデオドラントシートで入念に陰部をケアしましょう。

つづいて、上記の対策方法について、もう少し詳細に考えてみましょう。

パンツの黄ばみの対策方法は?

おりものシートを使う

ご存知のとおり、最も効果のある方法です。

さらにカバー範囲や吸水量が多い生理用ナプキンを常時、使用しているかたもいらっしゃるかもしれません。

効果の高い対策ですが、蒸れやすいことから、かゆみ、異物感による不快感につながりやすいことが難点です。

その場合には、紙製ではなく、布製の(下着と同じような素材の)おりものシートを使用してみるという手があります。

使用後はすみやかにぬるま湯につけて汚れを落とした後、洗濯カバーに包んで洗濯機で洗浄しましょう。

手洗いでもよいですが、生地が傷まないようにやさしく洗いましょう。

血液の洗い残しは雑菌繁殖の原因となるため注意が必要です。

干す際には、天日干しをして日光による殺菌作用を利用しましょう。

防犯上、布巾やハンカチーフ、ほかの洗濯物で隠れるようにして干すと安心です。

くれぐれも生乾きの状態では使用しないようにしましょう。

こちらも雑菌繁殖の原因となるためです。
 

トイレでウォシュレットを使用する

日常生活の途中でできる対策として、お手洗い時にウォシュレットを使用して陰部を丁寧にケアすることがあげられます。

不特定多数の人が使用する公共のトイレでは、衛生上、ウォシュレットは使いたくないという人向けに「携帯用ウォシュレット」も市販されていますので活用するとよいでしょう。

ウォシュレットを使用することで陰部を清潔に保ち、拭き残しによる雑菌や汚れの繁殖を防ぐことができます。

食生活の改善

朝食や、勤務時の昼食などでは、なるべくお肉料理や脂っこいものは控え、お野菜や海藻・山菜類などヘルシーな食事を心がけましょう。

お肉などを全く摂取してはいけないというわけではありません。健康を害さない程度に抑制できればよいのです。

また、過度な緊張やストレスによるホルモンバランスの乱れにより、脂質などを含んだ汗が出やすくなります。

睡眠不足や運動不足、不規則な生活習慣なども原因となりますので、適切な睡眠時間の確保と適度な運動、規則正しい生活をこころがけましょう。 

朝入浴(シャワー)、帰宅後の入浴でキレイに

朝が極端に弱い人は無理しなくてかまいませんが、できれば、朝に入浴(シャワーでもOK)して陰部をケアする習慣をつけるとよいでしょう。

帰宅後の入浴時にも、まずはぬるま湯で、陰部表面の汚れを洗い流します。

つづいて、デリケートゾーン専用の低刺激なデオドラントソープ(石鹸)で洗いましょう。

特に、小陰唇や大陰唇などヒダのあいだには、垢などの下着が黄ばむ原因となる物質が潜みやすいため入念に洗浄しましょう。

ただし、洗いすぎには注意です。普通の石鹸を使用してしまった場合ほどではないにせよ、アルカリ性成分によって陰部付近の善玉菌が死滅してしまうと恥部が本来持っている自己洗浄能力が弱まってしまうからです。陰部の洗浄は、数十秒から数分程度でよいでしょう。

下着を交換するという奥の手も

肌が弱く、どうしても、おりものシートやナプキンが合わないなどの事情でお困りのかたもいらっしゃるでしょう。

その場合には、下着を購入される際、ブラ1つごとにショーツを複数枚購入しておくというのも手です。

汚れが目立たぬようクロッチ部分が白くない下着を選ぶとよいでしょう。

経済的な負担はかかりますが、1日に何度か下着を交換することで気分よく過ごすことができます。

費用対効果をよく勘案しながら決めましょう。

それでも、どうしても改善しない場合には

自宅でできる各種対策をがんばっているのに、どうしても改善しないという場合には、最終的には一度、産婦人科へ相談するのが確実です。

日常生活の習慣による問題ではなく、外陰部臭症(いわゆる「すそわきが」)などの病気の症状かもしれないからです。

その場合には、決して無理をなさらずに専門医を受診することをおすすめいたします。